<第四回>新ルパン、高畑順三郎の回
高畑順三郎氏は、旧ルパンで動画。新ルパンに原画として活躍された方です。今回は新ルパンで、高畑順三郎氏が、原画のはじめにクレジットされている回を紹介します(以下、高畑担当回)。高畑担当回は新ルパンにおいてかなり多くの作品が該当します。そして、これらは比較的作画レベルが高めで、お勧めできる作品も多いです。
なお、ここでの高畑担当回の条件は「原画スタッフのはじめに高畑氏の名前がある」場合です。全17作品。
特徴
・ルパンの顔が若干細長い。体もいつもより細い(特に初期)。
・動きにキレがある。走り方が特に。
・1コマ作画がやや多い。
・原画担当者がほぼ不動。
・その中でも江村豊秋氏が巧いと思う。
・作画監督はすべて児玉氏。これは作為的なものを感じました。
・長丁場のカットがちらほら。動きも複雑。
解説…短めにピックアップです(単に動きのいいところを書いているだけのような気も…)
「クリスマスは女神の手に」はあまり印象に残ってません。このあたりは印象が薄いです。
「カジノ島・逆転また逆転」も突出しているわけではありません。
「ルパン葬送曲」はキャラのしぐさが細かいです。まだルパンの顔が細長いですね。個人的に初期の高畑回のほうが動き的に好きです。
「花も嵐も泥棒レース」は、旧ルパン第一話を目指したようなカーアクション作画が好み。
「ICPO秘指令」後半の特殊な牢屋のくだりがかなりいい動き。
「ドロボウ交響曲を鳴らせ」はかなりお勧めの作品。Aパートの動きがいいなあ。ルパンと不二子の演技が見事。あとバイクアクションとか。
Bパートルパンたち三人が原子炉に入るくだりの動きがすごく好みです。間違いなく青木悠三です。
「幽霊船より愛をこめて」はルパンがバク中をやるシーンが印象に残っています。
「ベルサイユは愛に燃えた」はルパンが宮殿に潜入するくだりがいい感じに動いてます。殺陣も良かった。走り方が好き。というか巧い。
「君はネコぼくはカツオ節」は青木&高畑によるレイアウトの作り方が巧いです。
「激写これが不二子だ」はベンツの動きにキレがありました。
「108つの鐘は鳴ったか」はアントニオの動きが良かった。
「オレの爺さんが残した宝物」はBパートがやはり良かった。
「地獄へルパンを道づれ」はAパート、ピラミッドの中で走るルパンと次元がいい動き。Bパートはモグラたたきの件や、マグナムを取り出す次元の動きが見事!コンテは宮本一夫という方ですが児玉兼嗣氏か?
「白夜に消えた人魚」はやたら面倒くさそうなカットが多かったと思います。特にBパート。
「ベールをはいだメッカの秘宝」は青木テイストが若干強いです。
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