- ・青木悠三の絵コンテ担当回…全17作品
- ・青木悠三が原画で参加してなおかつクレジットがある回
- ・クレジットにはないが明らかに青木悠三が原画を描いている回(隠れ青木)
- ・オープニング第二期(ボーカルバージョン)作画、第四期(80年バージョン)作画
以上の3つです。「C」に関しては()で表現。「A」+「B」および「A」+「C」もありうる。
(隠れ青木はもっとあるかもしれません。情報求む!!)
(青木悠三)
(青木悠三)
(青木悠三)
(青木悠三)
(青木悠三)
(青木悠三)
特徴(主に原画の)
解説・「モロッコの風は熱く」は極一部を除いて、ほとんどが青木氏の作画です。ただし、ルパンたちの顔は北原もしくは児玉氏の修正が入っているのでちょっと残念。Bパートの爆発はすでに特徴が出ています。なお、この作品にはなんと五右ェ門が出てきません。
・「ゴリラギャングを追っかけろ」は私見の新ルパンワースト10に入るほどのストーリーなのですが、青木氏の作画で持ち直しました。
Bパートはがほぼ全部青木作画です。アルファロメオがベンツになってます(笑)。アジトに乗り込むくだりがとてもいい動きです。
・「とっつあんの惚れた女」はBパートが青木作画。ローラと銭さんが逃げるところはほんとにすごい。後半もキャラクターが生き生きとしています。これは必見の作品です。
・「恐怖のカメレオン人間」ではBパート、ルパンたちがカメレオンになるくだり。相変わらず面白い表情をします。修正が入っていないのが奇跡です(笑
・「ロボットの瞳にダイヤが光る」は青木作画よりもマモーキャラデザインの椛島義夫氏の色が強いです。青木コンテ+椛島原画頭という体制をとれば、もっと名作が生まれたかもしれません。
・「ドロボウ交響曲を鳴らせ」はBパート。ルパンたちが再び原子炉に乗り込むくだりからラストまで。銭形警部とルパンのやりとりや、研究所大爆発。ラストのカセットテープを拾うタイミングが素敵過ぎます。これも必見です。
・「ルパンのお料理天国」は青木テイストがとてもよく出ています。特にBパートはキャラの顔が違いすぎ!ルパンも次元もゴエも不二子も、修正がほとんど入っていません。
・「次元に男心の優しさを見た」では、Aパート尻。サンドラが大統領官邸に乗り込むくだり。サンドラの動きが絶妙。次元のガンアクションがカッチョエエ!たくさんの枚数を使わなくても「動き」を魅せることができるのです。新ルパンでも屈指の名シーンだと思います。
・「ポンペイの秘宝と毒蛇」ではBパート。ルパンが寺院に盗みに入るくだり、そしてルチアによって牢屋に入れられたルパンが脱出するくだりが青木氏の作画です。個人的にはAパートのルパンと銭さんの追いかけっこを青木氏に担当してほしかったです。
・「ルパン華麗なる敗北」はBパートの後半。ヘリの襲撃シーン。やや大人しめの作画です。
・「ベールをはいだメッカの秘宝」ではパトラと五右ェ門が対決するシーン。短めですが特徴がよく出てます。後半の爆発もやってるかも。
・OP第二期は放送期間が短く、スルーされがちですが、これも独特の画面が魅力的です。
次元の発砲する007のパロっぽいカットや、五右ェ門がビルを解体(笑)するカットなど手が込んでますね。おそらくコンテ・演出・作画が青木悠三で、作画監督が北原健雄かと思われます。
・そして最後は「第四期・80年バージョンOP」作画です。私はタイミング的にも作画と音楽のコラボレーション的にも(意味不明)、ルパンのOPのなかでもっとも完成度が高いと断言します。限られた色づかいで表現された画面、コミカルに動くキャラクター。最後にタイトルが出るOP…とてもセンスを感じます。