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「夢」ってぇのは...


投稿者 マモーもといヤモー 日時 1998 年 8 月 01 日 23:43:12:

回答先: 「クローン」ファンへ 投稿者 たかしゅう 日時 1998 年 7 月 30 日 01:53:33:

> 皆さんの考えるルパンの「夢」とは何か教えてもらえないでしょうか。m(_ _)m

たかしゅうさん、こんちわっ。
やっと時間が取れて、この究極の問いへのレスを入れることができます。お待たせしました!(待ってないって?笑)
ルパンが取り返しにいく「夢」、それには不二子のことも含まれていますが、もっと大きい意味があるのはみなさんご存じの通り。
ではそれは何なのか?
以下、マモーもといヤモーの解釈です。

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マモーが実現しようとする永遠の生命、それは「ルパニズム」を打ち崩すものであるわけです。
マモーの言うことを認めれば、生命が有限であるからこそのスリルと夢、そして自分が世界で唯一人であるというアイデンティティをも失われる。
それに「超越者」の存在そのものもルパンの人生=「命がけの至高のゲームとその悦楽」を意味のないものにしてしまう。だって人がTVゲームやってるところでリセット押してしまえるような存在ですもん、超越者って。(笑)
だからこそルパンはマモーを認めるわけにはいかなかった。「盗り返しにいかにゃ」ならなかった。
つまりルパンの「夢」とは「ルパニズム」そのものだったのだ。
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以上です。でも、これも自分自身100%納得できる解釈ではありません。
やはり「生命、実存」がテーマであるとは言えますね。
小学生?中学生?だったかに初めてこれを見たとき、子供なりに考え込んでしまったのを覚えています。

「vsクローン」のすごいところの一つは、少しも説明臭くなく、キャラもト書きみたいなセリフを一切吐かないのに、観るものへ強烈にテーマを提示しているところですよね。
だから、ルパンの「夢」の完璧な説明ができないほうが、どこまでもロマンティックで良いのかもしれません。
それに、「言葉にしたいけど言葉にならない」ってのも究極の愛のカタチですから!(笑)


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