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「次元に男心の〜」の解釈

投稿者: ふるた (2003 年 08 月 09 日 22:36:23)

最近TVスペシャルの日までしばらく午前中に放送されていた
セカンドシリーズの中の「次元に男心の優しさを見た」を見ました。
最初は、ただ次元が出ずっぱりの、
次元ファンにサービスなだけの回かと思っていたのですが、
見終わって何か腑に落ちないものを感じて何度か見直している内に
ある解釈に至りました。
考えすぎかも知れないし、逆に「今まで気づかなかったの?」と
言われるかも、まったくわからないのですが、
皆さんはあの話をどうとらえていらっしゃるのでしょうか。

私は、あの回で、サンドラは、ガイラに利用されているように
見えるんですが・・・。
だって人民開放戦線の議長が、わざわざクーデターで死んだ前大統領の娘と
くっつくなんて・・・一歩間違えば危険なことなのに。
お話的にも、サンドラの婚約者がただの民間人で、
どこか安全な国に亡命するため
父からもらった絵を売ってお金を得たいという展開もあり得たはずなのに、
わざわざガイラが設定されているってことは・・・。
あと、薄いかも知れませんが、ガイラの人物描写が薄く、
あまり感情移入が持てない流れになっていますよね。
銭型警部を確保したのも、ガイラが人をつかまえて
利用する人間だということの暗示なのかな?
そして、サンドラはガイラにそんな大事な絵のことを話していないようで、
(まあ革命の邪魔になってはと思ったのかも知れませんが)
本当に心が通った婚約者なのでしょうか。

直情的で裏表がない、悪く言えば
(ルパン女性キャラとしては)少し頭が悪そうなサンドラが、
どれだけ自分の状況を把握しているのか。
この先動乱の国のトップレディとして生きて幸せになれるのか。
世の中をよく知っている次元は、
サンドラに明るい未来がないとわかっていたから、
せめて、死んだ父に心を安らぎを求めさせて
やりたかったのではないでしょうか?
(言い過ぎかも知れませんが、サンドラがガイラに
「革命おめでとう」と駆け寄った次の瞬間、用無しとばかりに
射殺される・・・などということも想像してしまいぞっとしました)
そう思うと、とても重く暗い話で、寂しげなラストなど
涙なしには見られない回です。

どうでしょう。同じようにとらえた方いらっしゃいますか?
妄想すぎ?


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