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投稿者 KAZ 日時 1999 年 5 月 23 日 00:52:11:
回答先: Re: 山上ルパン 投稿者 ねここ 日時 1999 年 5 月 21 日 02:39:02:
>>原作も後半になるとモンキー氏のタッチにも「余裕」が
>>感じられるようになって、それはそれで「オリジナリ
>>ティ万歳」なんだけれど、ハッとする部分はむしろ減っ>>ているというか。
あ〜、分かります分かります(^^)。
僕も原作は旧ルを読んですごい強烈な印象を受けました。
絵なんか見てて分かるんですが、
漫画家さんってたいていそうなんでしょうけど、
キャラクターが煮詰まってくると、
頭の中でキャラクターの視覚的なイメージの確固としたものができてきて、
余裕が出てくるとそれをそのまま引っぱり出して、それに従って描くと。
新ルの後半ってまさにこれですよね。
かっこいいし絵も整ってきているんだけど、
それに対して旧ルは、まだイメージがぼやけているものだから、
頭の中で一生懸命ルパンの顔とかを想像して描いているようなカンジなんですよね。
現実にいたらこんなカンジになるんだろうな、という。
それがリアリティを生むし、細かい描写にもなるし。
服のしわ一つとってみても、
お決まりのところにしわがあるんじゃなくて、
そのコマそのコマでいちいち頭の中でその絵をレンダリングしているような。
その絵の物語るものってすごく大きかったと思います。
そういう感じがストーリーにも反映されていて、
今読んでも当時の原作には「ハッ」とさせられますね。
絵に関して言えば、
今のパンチ先生のアクション表紙は、
リアルに描写しなければいけない分、雰囲気は今風だけど、
原点に戻っている感じが多少なりともします。
確かに今原作を描き出すとしても、
旧ル前半のようなイメージにはならないとは思いますが、もう前回の連載終了から18年経ちますから、
また新しいルパンが見られるんじゃないかと、
そういう意味では期待できます。
次はデジタルコミックがいいですね。