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Re: Part3”悪ノリ変奏曲”について


投稿者 ねここ 日時 1998 年 3 月 22 日 15:15:28:

回答先: Part3”悪ノリ変奏曲”について 投稿者 ヤンキース 日時 1998 年 3 月 21 日 18:09:12:

なにしろワタクシも好きなエピソードなのですが、清順氏がなぜあの時期ああいう話を書いたのか(しかも演出ではなく脚本で!)その動機付けは大いに気に掛かるところですね(^^)
 (ここに来る人達は大概ご存知かとは思いますが念のため)鈴木清順監督は、「殺しの烙印」で日活をホされてから約10年近く、「ツゴイネルワイゼン」まで映画演出が出来ない状況だった訳ですが、その間に「ルパン」セカンドシリーズのシリーズ構成をされております。旧聞によると当時「ルパン」ストーリーは、鈴木監督と大和屋竺氏を中心とした「企画チーム」で考え出されていたとのこと。それは多分に「大人の知的遊戯(orブレーンストーミングという名の飲み会)」的な雰囲気があり、セカンドシリーズの多くが有名な小説・映画などの翻案(というか、直截なパクリ?)が多いことも頷ける話ではあります。
 「バビロンの黄金伝説」も、出来はともかく往年の名監督(それも多分に前衛入った)が大人のお遊びとして映画撮ってる、という雰囲気の良さはかんじられますよね。
 ちなみに(これも随分知っている人が多いかと思いますが)鈴木−大和屋は、先の「殺しの烙印」をものした監督・脚本(正確には具流八郎名義の共同脚本)コンビでもあります。この「殺しの烙印」には、初期ファーストシリーズ(おおすみ正秋監督が演出されていた当時)のニオイが横溢しており、ルパンファンなら必見!の映画であります(というより「殺しの・・・」を見たおおすみ氏が、大和屋氏へ「ルパン」参加を依頼した、というのが真相なのですが(^^;)−洋泉社「映画秘宝 夕焼けTV番長」より)
いずれにしろ映像化には、と考えられていた「ルパン」をアニメ作品化するにあたっては、いわゆる鈴木組(というか周辺人脈)の力がどうしても必要だった、ということは間違いないでしょう。


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