Home > 過去ログ倉庫 > ルパン三世掲示板 過去ログ

ルパンの闘争


投稿者 ねここ 日時 2000 年 8 月 04 日 07:52:40:

回答先: Re: 最近のルパンを見て思うこと 投稿者 SOQ 日時 2000 年 8 月 01 日 19:50:34:

>「世界に蔓延る巨大な悪の組織」を相手にする!?・・・ということは、根
>本的にルパン三世は「悪を退治する正義の見方(義賊)」という位置づけ
>が成り立っています。
>MP先生や故山田氏などは「ルパンは義賊ではないところが良い」とハ
>ッキリおっしゃってたことを思えば、ある意味最近TVで放映してる物達
>は「ルパン三世」ではないのかもしれません。

これ、面白いご指摘ですね!

以下は原作と言うより、私にとってのファーストシリーズ前半の魅力を
裏書するような言説になっちゃいますが・・・

スコーピオン、パイカル、キラー・イン・キラーズ、そしてプーンと
ルパンの闘争は、いつも我々の良く知る善悪の世界とは違う価値観で
行われていました。

それはつまり、
女たち−ルパン・ワールドでそれは不確実・謎の象徴(かな?)を間に
挟んで、もしくは三つ巴になっての激しい闘争でした。
そこで勝ち負けをきめるのはいつだって、
「イキにやろうぜ、イキによ」
そう「イキ」だったか「野暮」だったかだけが最期に問われていました。
だからこそルパンは、主人公でいられたのではないか?
だからこそ、儲けの殆どを不二子に巻き上げられたって、揺るがない存在だったのではないか?

単純な善悪の戦いは要らない。下手に掘り下げた(と実は作り手が自画自賛しているだけの)キャラクター設定も不要。
ルパン三世は、相変わらず謎の存在でいい。ただ、「今日の楽しみがとうとう終わってしまった」後で、

「全く最高にイカす奴さ」と賞賛できる男であって欲しい。


フォローアップ:


フォローアップを投稿

氏名: E メール:

件名:

コメント:


ルパン倶楽部